元旦の新聞配達は一年で最もきつい|現役配達員の体験談

体験談

元旦の新聞配達は一年で最もきつい|現役配達員の体験談

2024年6月14日

元旦の新聞配達は通常の日と異なり、色々と苦労します。

この記事では、元旦の新聞配達を5回経験した筆者の体験談を紹介します。

この記事の内容は2024年1月時点での状況に基づいています。

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  • 新聞配達歴5年以上
  • バイク未経験から新聞配達
  • 数々の失敗やトラブルを経験
  • 不着・誤配は5年で10回程度

元旦は新聞がかなり分厚くなる

新聞

元旦は新聞の店着がいつもより1時間ほど早まるため、出勤時間もその分早くなります。

元旦の配達は時間がかかることを想定しての配慮でしょう。

大雨や台風がやばそうなときも、店着が普段より早まります。

新聞にチラシを折り込む作業自体は普段と変わりません。

しかし、元旦はさまざまな特集を載せた「別刷り」があり、これに大量のチラシを加えたものを新聞に折り込みます。

1部の厚さは普段の3~4倍といったところですね。(2024年1月時点)

「別刷り+チラシ」のセットは、前日までに従業員総出で準備を済ませます。

ちなみに、昔の元旦ではチラシの量はこんなもんじゃなかったそうで、新聞1部がちょっとした本くらいの厚さだったそうです。

ただし主要新聞以外(スポーツ新聞など)は、元旦でもそれほど厚くはありません。

元旦は投函も工夫が必要

ポストと新聞

元旦は新聞が分厚いため、バイクに積める量は普段より少なくなります。

よって少しずつ積み、何回かに分けて配達します。

区域によっては担当者が中継点まで新聞を運び、各自が配達をこなします。

それだけならまだいいのですが、投函でも普段と違うやり方が必要です。

まず、元旦の主要新聞は二つ折りが精一杯で、三つ折りは無理。

また二つ折りにしても、ポストの口がある程度広くないと、まともに投函するのが難しいです。

ポストは大きくても、入れるところが狭いと入りません。

さらに下記のケースでは、そのままでは新聞を投函できません。

  • 三つ折りでないと入らない形のポスト
  • 縦の二つ折りでないと入らないシャッターポスト
  • スペースが狭い集合ポスト
  • 1軒で2~3部の新聞を取っている

この場合の対処法は下記の通り。

ポイント

  • ポストの裏側(お客さんが開けて取るところ)から入れる
  • ポストから新聞がはみ出した状態で入れる
  • 新聞を雨ビ(ビニール包装)して、玄関近くの床・柵・塀の上などに置く
  • 新聞とチラシを分散し、それぞれ雨ビで包んで入れる
  • 新聞を袋へ入れドアノブに掛ける

お客さんから前もって、元旦用の配達場所を指定されている場合もあります。

新聞を床や柵に置く場合は、汚れるといけないので雨ビします。

また、新聞とチラシを分散して入れる場合も、チラシがバラバラにならないよう雨ビします。

狭い集合ポストは縦に二つ折りして、半分ほど外に出た状態での投函です。

普段は新聞をはみ出た状態にしたら盗難の恐れもありますが、元旦は考えにくいですね。

これまで問題になったことはありません。

1軒に2~3部の新聞を届ける場合は、新聞を4~6部に分解しなければならないこともあります。

お客さんも面倒だと思いますが、元旦だけは仕方ないですね。

元旦の新聞配達は安全&確実にこなせばOK

朝日

元旦は通常より早い時間から作業を開始しますし、配達が遅めになってもクレームは来ません。

配達では普段と異なることが多くなるものの、焦らず確実にこなせば大丈夫です。

ただし、元旦はお客さんの契約の増減が多いため、配達の大変さにばかり気を取られないよう注意してください。

ちなみに、筆者は元旦の悪天候を経験したことはありませんが、もし現実になったらとてつもない地獄ですね…。

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