新聞配達の怖い体験談|深夜の路上におばあさんが倒れていた

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新聞配達の怖い体験談|深夜の路上におばあさんが倒れていた

2024年4月29日

今回は、新聞配達中におばあさんが倒れていたときの経験談を紹介します。

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  • バイク未経験から新聞配達
  • 数々の失敗やトラブルを経験
  • 不着・誤配は5年で10回程度

バイクのライトで人が照らされた

オートバイのライト

9月初旬、朝刊配達に出て深夜2時30分くらいのこと。

路地の細い道で十字路を曲がったとき、バイクのライトで照らされた先に倒れている人が見えました。

街灯がない路地でバイクのライトだけで人を照らしたので、めちゃくちゃビビりました…。

道の端に倒れていましたが、狭い道だったので危うく接触してしまうところでした。

バイクを止めたところ、倒れている人が少し動き「助けて~」という声が聞こえました。

バイクから降りて見に行ったら、60~70代くらいのおばあさんが横たわっており、こちらに気付いて少し起き上がりました。

とりあえず生きている人で安心しました。

配達中に救急車を呼ぶ

夜の電話

おばあさんに「大丈夫ですか?」と聞き「うん、大丈夫」と返答がきました。

ちゃんと意識があり会話は普通にできる状態でした。

話を聞いたところ、歩いているときに転倒して体を打ち付けてしまい、動けなくなってしまったようです。

大通りからは外れた裏路地だったので、深夜の人通りはほぼ無い場所でした。

おばあさんは、自分で家族に連絡を取ったりはできなそうでした。

私はスマホを持っていたので「救急車を呼びますね」と伝え、119番に電話しました。

配達中だったので、今思えば近くの交番に行き事情を説明して対処してもらえばよかったと思います。

初めてのことだったので気が動転し、とにかく早く救急車を呼ばなきゃという感じでした。

救急車がなかなか来ない

夜の救急車

119番に電話し、おばあさんの状態や場所を伝えました。

救急車が到着するまではその場にいて欲しいとのことでした。

おばあさんは起き上がるのも難しそうだったので、地面に横たわれるよう、持っていたタオルを頭の下に敷いてあげました。

他にできることはありませんでしたが、おばあさんがとても喜んでいたのをよく覚えています。

深夜で交通量が少ないので、救急車はすぐに来ると思っていました。

しかし、10分以上経っても救急車が来る気配はありません。

20分近く経ってからようやくサイレンの音が聞こえ、大通りに出て救急車を誘導しました。

裏路地だったので、詳しい場所は電話で説明できていませんでした。

救急隊員の方から、私の名前やおばあさんを発見したときの状況について、改めて聞かれました。

「ご協力ありがとうございました。あとはお任せください」と言われ、私は配達に戻りました。

おばあさんの家族がお礼に来た

ドアと女性

配達が終わったあと、こういうことがあったと一応店に報告しました。

おばあさんには名乗っていませんでしたが、救急隊員には名前や販売店名を伝えていたので、もしかしたらあとで店に連絡が来るかもと思ったからです。

ちなみに、配達は普段よりも20分ほど遅れましたが、特に問題はありませんでした。

おばあさんは無事なのかずっと気になっていましたが、3日後におばあさんの娘さんがお礼の品を持参して店に来ました。

おばあさんの容態は特に問題はないとのことでした。

おばあさんは認知症があり、当てもなく歩き回ることがあったそうで、深夜に外へ出たことも気付かなかったようです。

おばあさんの家は、倒れた場所から200メートルくらい離れたところにありました。

娘さんによると、おばあさんは倒れて救急車で運ばれたときのことはよく覚えていなかったそうです。

しかし「新聞屋さんが頭の下にタオルを敷いてくれた」という部分だけははっきり覚えていたと、娘さんが嬉しそうに話してくれました。

私は他に何もできることがありませんでしたが、それを聞いて嬉しくなりました。

天候や季節によっては危なかった

夜の道路

これは9月初旬の出来事だったので、深夜でもそこまで冷え込んではいませんでした。

しかし、これがもし冬の寒い時期だったり雨が降っていたりしたら、おばあさんの体調はより悪化していたかもしれません。

ただでさえ深夜は人通りがほぼない場所だったので、発見が遅れていたら取り返しのつかないことになります。

おばあさんが倒れていた場所は、たまたま配達の順番で最初の方だったので、すぐに発見できました。

ただ、救急車を呼んで到着まで待つのは、どれくらい時間がかかるのか分かりません。

もしまた同じような事態に遭遇したら、次は交番へ行って対処してもらおうと思いました。

高齢者の方がたくさん住んでいる地域なので、またいつこのような事態に遭遇するか分かりませんね。

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