新聞配達をしていると、確かに入れたはずなのに不着になるケースがあります。
これは配達員のミスである可能性が高いですが、実は他の理由かもしれません。
この記事では、新聞配達歴5年以上の筆者も実際に経験した、入れたのに不着だった原因を解説します。
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新聞配達の不着や誤配の体験談|配達員のミスとは限らない
この記事を書いた人
- 新聞配達歴5年以上
- バイク未経験から新聞配達
- 数々の失敗やトラブルを経験
- 不着・誤配は5年で10回程度
新聞を入れたのに不着になる4パターン
不着が起きるのは、必ずしも配達員のミスとは限りません。
筆者が経験した不着の原因は下記の4つです。
- 配達員のミス
- お客さんの勘違い
- 誰かに盗まれた
- 原因不明
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①配達員のミス
不着の最も多い原因は、配達員のミスによるものです。
入れるポストを特に間違えやすいのが、マンションの集合ポストです。
マンションの集合ポストへ配達するときは、たくさんの新聞を腕に抱え、数種類の新聞を1軒ずつ正確に入れなければなりません。
表札がある箇所とない箇所がある集合ポストは、特に間違えやすいですね。
同僚の配達員でも、集合ポストで間違えて隣や上に入れてしまうケース(101と102、203と303など)がよくあります。
休読日については、土日祝休みなら分かりやすくていいですが、中には木曜休み・隔週月曜休みというお客さんもいます。
祝日やGW・年末年始と重なるとパニックになります。
月初はお客さんの入れ替わりや条件変更などがあるので面倒です…。
また、社員が筆者に情報を伝え忘れて不着になったことも。
必要な情報を共有できる紙ファイルはありますが、そこへ記載をせずに直接伝えようとして忘れてしまったようです。
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②お客さんの勘違い
不着の連絡をもらってたけど、お客さんの勘違いだったというケースもたまにあります。
家主の男性から「新聞が届いてない」と連絡が来ましたが、娘さんがすでに新聞をポストから抜いていたことがありました。
さらに別の家では、家族が新聞を布団の上に置いたままたたんでしまい、新聞が見当たらず届いていないと勘違いしていたことも。
新聞を布団の上に置いたままたたむとか、こちらは絶対予想できませんね。
家庭によって色んな状況が考えられるんだなあと思いました。
また夕刊が届いていたのに、町の広報誌やチラシなどに紛れていて気付かず、不着の連絡をしてしまったという例もありました。
夕刊は薄いのでタイミングによっては考えられるケースですね。
③誰かに盗まれた
稀にあるのが、ポストに入れた新聞を誰かに盗まれるケースです。
筆者はこれまで2回経験があります。
同じ家で立て続けに不着が発生したことがありました。
一軒家で両隣や向かい側には配達しておらず、また順番的にも入れ間違えや入れ忘れは考えにくい場所でした。
そのため家主の方もこちらの配達ミスとは考えておらず、おそらく誰かに盗まれているだろうとの結論に。
家主さんは分かってくれてたんですね。
誰でも開けられるタイプのポストだったので、盗難されていると考えるのが自然でした。
家主は鍵付きの新しいポストを設置するとのことで、それまでは家の裏にある用具箱へ配達することになりました。
ポストへ配達しているところを近くで誰かが見ていたとしたら、いたずらで盗む人もいるかもしれません。
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④原因不明
間違いなくポストへ新聞を入れたはずなのに、盗まれたのかも分からず不着になることがあります。
どこかに落ちて紛れてしまったのか、客の家族や店舗(飲食店等)従業員のイタズラなのか…。
また、同じ家で別の販売店の新聞を一緒に取っている場合もあるので、他店の配達員が関係しているのかもしれません。
絶対に間違えていない確信があっても、お客さんから連絡をもらうと不着扱いになるので、理不尽ですが受け入れるしかありませんね。
お客さんの勘違いだったら店に連絡してくれる?
店に不着の連絡をしたけど、実はお客さんの勘違いで新聞がちゃんと届いていた場合。
このとき「届いてないって連絡したんですが、やっぱりありました!すみません」というように、お客さんによっては店へ連絡を入れてくれます。
「配達員さんにご迷惑をおかけしてすみません」と、お詫びの品をもらったこともあります。
律儀なお客さんもいるんですね。
しかし憶測ですが、中には新聞が届いてたのに、不着の連絡をしたまま何もしないお客さんもいると思っています。
間違いなくポストに入れた覚えがあるし、別のポストに入れ間違えなども考えにくいところで、なぜか不着になったケースが何度かあります。
もし、自分の勘違いをわざわざ店に連絡するのが嫌で「再度届けてもらっちゃったし、黙ってればこっちのミスだって分からないでしょ」というお客さんがいると考えれば、つじつまが合います。
ミスを出したら、それぞれの配達員ごとにミスの数を記録されたり、ペナルティのようなものもありますが、お客さんはそんな事情も知りません。
どれだけ配達ミスを出さないように頑張っても、こういうケースがあると不着ゼロは厳しいですね。
まとめ
自分のミスではないのに不着になるケースもありますが、普段からミスを出さず仕事していれば「これはお客さんの勘違いじゃない?」と周りも分かってくれます。
たくさんの家に配達するので、たまにはこういうケースもあるかもしれませんが、ある程度は仕方ないですね。