新聞配達は、大雨や台風などの悪天候でも休みになることはありません。
しかし注意して配達しないと、雨で新聞が濡れてクレームになってしまうことも。
この記事では、新聞配達の雨対策について詳しく解説します。
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梅雨の時期の新聞配達は大変そう…。
新聞配達を長くやってる人でも、みんな雨の日は嫌いですね。
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この記事を書いた人
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- 新聞配達歴5年以上
- バイク未経験から新聞配達
- 数々の失敗やトラブルを経験
- 新聞奨学生の実態も把握
新聞を濡らさないための準備
![新聞を濡らさないための準備](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/06/newspaper-delivery-rain-bi.webp)
まずは新聞を濡らさないよう、配達前に準備することを解説します。
新聞をすべて雨ビする
雨が降っていたり、配達前は降っていなくても天気予報が雨だったりしたら、筆者は少し早めに出勤しています。
量の多い主要新聞が到着する前に、すでに準備できる新聞を片っ端から「雨ビ」していきます。
新聞の雨ビ
![ビニールに包んだ新聞](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/04/rain-poli-newspaper.webp)
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機械で雨ビってどうやってやるんですか?
機械の専用口に新聞を入れるだけです。簡単ですよ。
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主要新聞はいつも通りまずチラシを入れ、そのあとすべての新聞を雨ビします。
![雨ビした新聞の山](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/04/paper-rain-bi.webp)
1軒に新聞を3部セットで届ける場合は、3部まとめて雨ビしても大丈夫です。(新聞が厚いときは重ねると機械に入らないので、1~2部ずつ分けた方がいい)
雨ビの機械は1人1台あるわけではないので、早い者勝ちのような感じで空いたら使えます。
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新聞を全部雨ビするのってめんどくさそうですね。
全部雨ビするだけで20~30分はかかるので面倒です…。
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ココに注意!
数が多い新聞であれば予備もそれなりにあるので、もし途中で濡らしてダメにしてしまっても代わりを用意できます。
しかし中には、予備が1部もない新聞もあります。
もし不安であれば、予備がない新聞(特に薄いもの)は雨ビを二重にするといいでしょう。
バイク・自転車への積み方も注意
新聞をすべてビニールに入れると、バイクや自転車に積んだとき普段よりも滑りやすくなります。
いつもと同じ調子で運転してると、角度をつけて曲がったときなど、勢いで新聞が崩れ落ちる可能性があります。
筆者は配達を始めた頃、荷台に載せた雨ビの新聞を全部崩したことがあります…。
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![雨ビ新聞を積んだバイク](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/04/rain-newspaper-bike.webp)
雨の中で新聞を崩してしまうと、雨ビをしていても落とした衝撃で破れて、中身が濡れてしまいます。
雨の日の配達に慣れるまでは、積む量は普段より少なめにした方がいいですね。
積む量が少なければ、万が一崩しても新聞への被害は少なく済みます。
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雨の日の新聞配達の服装
![雨の日の新聞配達の服装](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/06/newspaper-delivery-rain-wear-shoes.webp)
雨の日は基本的に「レインコート(上着+ズボン)+長靴」で配達します。
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レインコートや長靴は自分で用意するんですか?
筆者はレインコートの上下セットだけ店から支給され、長靴は自分で用意しました。
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体調管理のために服装は重要
雨に濡れて体が冷えると風邪をひくかもしれないので、体調管理のためにもしっかり対策しなければなりません。
ただし筆者の場合は、雨の強さによって服装を多少変えています。
筆者は普段も防水加工のズボンをはいているので、弱い雨やすぐ止みそうであれば、レインコートの上着だけ身に着けて配達に出ます。
レインコートのズボンをはくとだいぶ動きにくくなるので、極力避けたいんですよね。
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長靴は、靴店やホームセンターなどで売っているごく普通のタイプを履いています。
繰り返しバイクの運転していると、靴底がすり減って穴が開いてくるので、ダメになったら新しく買っています。
なお、バイク乗りに特化した「バイク用レインコート」「バイク用レインブーツ」なども売っています。
しかし、梅雨の時期以外はそれほど頻繁に使わないので、普段もバイクに乗る人以外は不要かもしれません。
冬の雨は冷たい
冬は防寒のために手袋や軍手をはめて配達します。
しかし冬の雨はとても冷たいので、普通の手袋のまま濡れてしまうと手が動かなくなります。
初めは何の対策もしておらず、無理をして手がかじかんで真っ赤になりました…。
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筆者の店では、防水手袋や防寒グローブなどを持っている配達員もいます。
しかし冬の雨はたまにしかないので、筆者は「わざわざ防水・防寒手袋を買うのもちょっとなあ」という感じでした。
その結果、筆者は普通の手袋の下に、100均で売ってるビニール手袋を重ねてはめています。
![ビニール手袋](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/04/rain-hand.webp)
手を動かしやすくはないものの、冷たい雨は防げますし、その場しのぎとしては十分ですね。
オススメというわけではありませんが、できるだけお金をかけたくない方はぜひ。
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雨の日の新聞配達はここに注意!
![雨の日の新聞配達](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/04/rain-deliverry-newspaper.webp)
雨の日は普段の配達とは違い、注意すべきポイントがいくつかあります。
マンホールは特に注意!路面が滑りやすい
雨で路面が濡れていると滑りやすくなります。
特に、十字路に設置されたマンホールは要注意!
濡れたマンホール上で曲がろうとすると、スリップして転倒する危険性が高くなります。
道路の端に止まっている車を避けようとして、気付かずにマンホールを踏んでしまうことも。
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雨の日はただでさえ長靴でバイクに乗るので、普段のように運転できないこともあります。
急ブレーキや急ハンドルに注意し、ゆとりを持って運転してください。
視界が悪くなる
雨が強く降っているほど視界が悪くなり、道路を見通しにくくなります。
また雨が霧状になっていると、街灯の光を反射して視界が白っぽくなり危険です。
歩行者や自転車に気付くのが遅くなることもあるので、雨の日は見通しのよい道を選ぶのもいいでしょう。
雨の日だけシールド付きヘルメットを使っている人もいますね。
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新聞の入れ方によってはクレームも
雨の日は新聞の入れ方にも注意が必要です。
中には新聞を完全に投函できない、小さなサイズのポストもあります。
その場合は、新聞の一部が外へさらされた状態で配達することになります。
![雨とポスト](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/04/post-rain-1.webp)
それでも屋根などがあればよいのですが、雨を防ぐものが何もない場所は要注意。
たとえ新聞をビニールで包んでいても、雨が当たり続けると一部が破れ、新聞を濡らしてしまう恐れがあります。
雨が強そうな日にこのような場所へ配達する場合は、雨ビを二重にしておきましょう。
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雨ビを二重にしたらお客さんが開けづらくなりませんか?
確かに開けづらくはなりますが、それでクレームが来たことはありません。
濡れないよう配慮していることが伝わっていると思いますよ。
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途中から予想外に雨が降る場合も
![途中から予想外に雨が降る場合も](https://newspaper-sunrise.com/wp-content/uploads/2024/06/newspaper-delivery-trouble-rain.webp)
天気予報では晴れだったのに、配達中に突然雨が降ってくるケースもあります。
この場合は一旦店に戻り雨ビをしますが、すぐ止みそうであればそのまま配達を続けて強行突破する人もいます。
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強行突破したら新聞が濡れてクレームが来ませんか?
よほど広範囲に濡れていなければ大丈夫なのかもしれません。まあ自己責任でという感じですね。
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また、配達前はまだ雨が降っていなかったり、少しだけ降っていてこのあとは止むかもしれなかったりなど、微妙な天気の場合も。
そんな時は、人によって下記のようにやり方が変わります。
雨が降るかもしれない時は、新聞を全部ビニールに入れるのが確実です。
もし雨が降らないまま終わったとしても、それはそれで特に問題はありません。
「雨の日以外はビニールに入れないで」というお客さんも一部いますが、雨が降るか微妙な天気であれば大丈夫ですよ。
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新聞配達を何年やってても雨の日はしんどい
雨の日は雨ビする時間が余計にかかることもあり、新聞配達に慣れていてもいつもしんどいです。
天気予報が外れて振り回されたりするのも、新聞配達のつらいところですね。