新聞配達で怖いのが、原付で配達中に転倒してしまう危険があることです。
自分が怪我をするだけならまだしも、状況によっては他の車や歩行者を巻き込んでしまう恐れも。
今回は、私が経験した新聞配達でのバイクの転倒について、状況別に紹介します。
この記事を書いた人
- 新聞配達歴5年以上
- バイク未経験から新聞配達
- 数々の失敗やトラブルを経験
- 不着・誤配は5年で10回程度
①サイドスタンドが不安定
バイクを停めたとき、サイドスタンドがしっかり立っていなかったようで、倒してしまいました。
配達を5年以上やってる今でも、たまにやってしまいます…。
積んでいる新聞の量が少なければ倒れにくい、ということでもなさそうです。
また、普段バイクを停めている場所が、障害物や工事などで停められない場合があります。
そんなとき別の場所にバイクを停めると、実は不安定な場所だったようで倒してしまうことが。
ここは地面が平だし大丈夫だろうと思っても、意外にバランスを崩すときがありますね。
②雨の日
雨の日は滑りやすくなっていることもあり、何度かバイクで転倒しました。
雨の日で私が最初に転倒したのは、マンションの敷地内でUターンしたときです。
Uターンしたところに水たまりがあり、思いのほか滑って転倒しました。
着ていたレインコートのズボンも破けてしまいました…。
次に雨の日で転倒したのは、曲がり角にあったマンホールです。
「マンホールが濡れてると滑りやすいから注意して」と言われていましたが、真っ暗な中で街灯もなく、マンホールに気付けませんでした。
ちょうどマンホール上で曲がろうとしてしまい勢いよく滑り、なす術もなく転倒しました。
順路取りや夕刊時など明るいときに、マンホールの場所は確認しておいた方がいいですね。
また雨の日に転倒すると、新聞への二次被害も。
雨の日はすべての新聞をビニールで包みます(雨ビ)。
多少は落としても問題ありませんが、バイク転倒などで強く地面に落としてしまうと、破れて新聞が濡れてしまいます。
新聞の角や端が少し濡れている程度ならそのまま配達しますが、被害が大きいものは新しい新聞に取り替えます。
雨の日は、予備の新聞を多めに持って行く配達員もいますね。
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新聞配達の雨対策|雨の日の注意ポイントや服装を現役が解説
③大雪の日
台風や雪の日も、基本的には雨の日と同じ要領で配達します。
しかし、何センチも積もるような大雪の日はそうはいかず、とにかく常識が通用しません。
台風や大雪の日でも、新聞が休みになることはありません…。
積雪時はタイヤにチェーンを巻いて配達に出ます。
しかし大通りはまだしも、細い路地などは雪が積もったままの状態なので、チェーンを巻いていてもほぼ無意味です。
配達に出て5分後、角を曲がろうとしたところで早くも転倒しました。
普段は雨が降っていても、特に滑るような場所ではありませんでした。
そのあとも何度か転倒しましたが、雪が積もった場所ではバイクを起こすのもひと苦労。
さらには、普段は見える段差が雪に埋もれて見えなくなります。
何も考えず直進したら、思わぬ段差の存在でバランスを崩し、また転倒しました。
大通りから外れた裏の路地などは、結局バイクを停めて歩いて配達しました。
他の配送トラックなども走っており、そのすぐ近くで転倒したときもあったので、一歩間違えば接触事故になっていました。
大雪の日の新聞配達の詳細については、こちらの記事をご参照ください。
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過去一つらくて危険|命懸けの新聞配達だった大雪の日
④桜が散ったあと
これは予想外の転倒でしたが、桜の花びらや葉っぱなどが散ったあとも要注意です。
私が配達している道路には桜並木があり、桜が散ったあと道の端に花びらが溜まります。
その花びらが溜まった場所にバイクを停めようとしたところ、スリップして転倒しました。
まさか桜の花びらにやられるとは!という感じでした(笑)
1枚1枚は小さな花びらですが、塵も積もればバイクを転倒させるほどの危険性を秘めています。
また、辺りが暗いと苔なども見えにくくなるので、もし普段と違うルートを走ることがあったらご注意ください。
雨の日はバイクから降りている時も注意
雨が降ると、マンションやアパートの階段も濡れて滑りやすくなっています。
筆者は階段の2階部分から1階まで一気に滑り落ちたことがあります。
ただでさえ雨の日は長靴で普段より滑りやすいので、バイクに乗っていないときでも十分お気を付けください。