新聞配達でしんどい日のひとつが、台風接近時です。雨や風が強くても新聞配達は休みになりません。この記事では、朝刊配達と夕刊配達を5年続けている筆者が経験を基に、台風接近時の新聞配達事情と対策について解説します。

悩み解決

台風接近時の新聞配達事情&対策|配達歴5年の経験から解説

2024年8月28日

新聞配達でしんどい日のひとつが、台風接近時です。

雨や風が強くても新聞配達は休みになりません。

この記事では、朝刊配達と夕刊配達を5年続けている筆者が体験した、台風接近時の新聞配達事情について解説します。

この記事を書いた人

筆者のアイコン
ブログ管理人
  • 新聞配達歴5年以上
  • バイク未経験から新聞配達
  • 数々の失敗やトラブルを経験
  • 不着・誤配は5年で10回程度

大型台風でも新聞配達は休みにならない

大型台風の予報が出ていても、筆者が5年新聞配達をしていて休みになった日は一度もありません。

台風の影響で電車が計画運休になったり、物流の集荷や配送が停止になったりなどはありますが、新聞配達は関係なし。

新聞には「台風による遅配のお知らせ」が載っており、完全に配達する前提です。

地域によっては、台風で新聞配達が中止になるケースもあります。

ただし、警報が出るほどの台風や大雪の場合は、新聞が店に到着する時間は普段より30~1時間程度早くなります。

事故を起こさないよう、ゆっくり安全に配達できるようにという配慮でしょう。

店からも「今日は配達が遅れてお客さんからクレームが来ても、遅配としては扱わないので安全第一で」と言われます。

安全第一なら、配達を休みにしてくれるのが一番いいですよね。

大型台風や大雪の日くらいは、全員休みにしてほしいといつも思います。

あわせて読みたい
新聞配達で店着時間が早まる・遅れる日|悪天候やトラブル等
新聞配達で店着時間が早まる・遅れる日|悪天候やトラブル等

台風接近時の新聞配達事情①朝刊

雨の日の新聞配達

筆者は、正直なところ大雪が降ったときの新聞配達よりは、台風方が全然マシです。

積雪時の新聞配達を一度経験してから、台風や大雨での新聞配達は可愛く思えます。

台風の新聞配達が可愛く思えるんですか!?

「バイクで普通に走れるだけで十分ありがたいな」という感覚になります(笑)

あわせて読みたい
過去一つらくて危険|命懸けの新聞配達だった大雪の日
過去一つらくて危険|命懸けの新聞配達だった大雪の日

雨ビで普段より厳重にガード

台風接近時でも、配送トラックはちゃんと時間通りに新聞を届けてくれます。

店着時間が早まる以外は、新聞を雨ビするなどの作業は普段の雨の日と変わりません。

ただし筆者は、下記のように一部新聞は雨ビを二重・三重にして、普段よりも厳重にガードしています。

  • 薄い新聞、予備がない新聞
  • 普段から2~3部をまとめて雨ビで届ける新聞(厚いと破れやすい)
  • 投函すると一部が外に出てしまう、狭いポストへ入れる新聞
  • フタなどで密閉されておらず、中に雨が入りやすいポストに入れる新聞
  • バイクで一番下・一番上に積む新聞(圧力で一部が破れやすい)

雨ビをしていても、破れて新聞が濡れることもありますが、多少ならクレームにはなりません。
台風や大雨の場合はなおさら仕方ないので、あまり気にしすぎなくてOKです。

雨で少し濡れた新聞
あわせて読みたい
新聞配達の雨対策|雨の日の注意ポイントや服装を現役が解説
新聞配達の雨対策|雨の日の注意ポイントや服装を現役が解説

大雨よりも強風が厄介

台風時の新聞配達は、筆者個人は大雨よりも強風が厄介です。

雨で視界が悪くなったり、水がたまったところを走行したりは普段もありますし、その規模が少し大きくなるだけです。

しかし、強風は何が飛んでくるか分かりませんし、自転車・立て看板・大きな鉢植えなどが倒れてくることも。

道が細く狭い裏路地などは街灯も少ないので、強風の中での運転は特に注意してください。

大型台風の警報が出ていても、家の外までは対策がされてないケースもあります。

配達中の注意点

配達中に、強風で薄い新聞が吹き飛ばされることもあります。

1区域内で2~3軒のお客さんにしか配達していない、薄い&少ない新聞は予備がありません。

そのため、強風で吹き飛ばされてしまって取りに行くこともできず、足りない分をあとで再送してもらった例があります。

量が多い新聞は予備もあるんですか?

主要新聞やスポーツ新聞はある程度の予備があるので、新聞が濡れてダメになっても多少は替えがききます。

なお、大雨より強風の方がきついと述べましたが、バケツの水をひっくり返したような勢いの強い雨が、突然大量に降るときがあります。

大雨で地面が水浸しになったり、また視界が悪くなったりすると、マンホールを見落としてしまいスリップする恐れがあります。

また、大雨の勢いや強風にあおられて、バイクを転倒させてしまう可能性も。

筆者は、強風でバイクが少し浮いた感じになったことがありました。

大雨や強風がきついと感じたら、無理せずゆっくり配達しましょう。

あわせて読みたい
新聞配達中にバイクで転倒した体験談|危うく事故になりかけた
新聞配達中にバイクで転倒した体験談|危うく事故になりかけた

普段は誰もいない場所に通行人が

台風のときは、通勤通学の人が電車の遅延を気にして、いつもより早めに駅へと向かいます。

そのため、普段の朝刊時には通行人がいないような場所でも、誰か歩いている可能性があります。

台風のときは新聞を全部雨ビするので、ただでさえ出発時間がいつもより遅れます。

まだ通行人が歩く時間ではないと思っても、細い十字路を曲がると誰かいたりするので、電車の始発時間頃になったら気を付けてください。

台風接近時の新聞配達事情②夕刊

雨ビ新聞を積んだバイク

夕刊は全部薄いので面倒

夕刊も朝刊と同様、台風接近時は新聞の店着時間が早まります。

夕刊の量は朝刊の1/3程度で少なく済みますが、新聞がすべて薄いので厄介です。

新聞をカゴから取り出してポストに投函するとき、強風でうまく折り曲げられない場面が多々。

ビル風が入りやすい場所やマンションの高層階などは、特に風が強く面倒です。

朝刊より交通量や人通りがある

夕刊は、朝刊と違い交通量や人通りがあるので、運転もより注意しなければなりません。

ただし、警報が出るほどの台風接近時は人通りが少なくなるので、そういう面では普段より配達しやすいところもあります。

確かに、警報が出てたらみんな外を出歩きませんよね。

早い時間にシャッターを閉めている店も多く、不要な外出をする人は少なそうです。

配達の要領は朝刊と同じ

夕刊は薄く強風で飛ばされやすいので、シャッターポストに完投せず差して投函する場合は、入れ方を工夫します。

新聞の一部が雨にあたりそうな場所やポストの構造によっては、雨ビを二重にして配達。

多少は新聞が濡れてしまうかもしれませんが、台風で配達が大変な事情はお客さんも分かってくれるでしょう。

配達時にお客さんと出くわしたとき「こんな台風の中、配達してくださってありがとうございます」と声をかけてくれる方もいます。

台風接近時の新聞配達対策まとめ

一部新聞は雨ビを二重・三重にする

  • 薄い新聞、予備がない新聞
  • 投函すると一部が外に出てしまう、狭いポストへ入れる新聞
  • フタなどで密閉されておらず、中に雨が入りやすいポストへ入れる新聞
  • バイクで一番下・一番上に積む新聞(圧力で破れやすい)

突然の豪雨や強風に注意

  • 勢いの強い雨が突然大量に降ることがある
  • 強風で何が飛んでくるか分からない
  • 自転車・立て看板・大きな鉢植えなどが強風で倒れる可能性がある

バイク運転の注意点

  • 大雨による視界不良で、マンホールを見逃さないよう注意する
  • 強風でバイクが浮いたり転倒したりする恐れがある
  • 通勤通学の人は普段より早い時間に歩いている

無理せずゆっくり配達する

  • 普段より配達時間が遅れても問題ない
  • 新聞が多少濡れていてもクレームにはなりにくい

-悩み解決
-,